RPGツクール素材メモ とかティラノスクリプトの話とか

同人RPGの制作で役立ちそうなスクリプト・プラグイン素材を書き留めておく

コミックマーケット(C97)4日目で買った同人誌、感想vol1

・知られてはいけないゲームの世界i

https://www.beep-shop.com/ec/products/list?category_id=385
(まだ委託してない模様。代わりに既刊のリンクを貼っておく。ここにいずれ追加されるのかなと)

巻末の座談会によれば、なんと10年も続いてるらしいゲーム系同人誌。
ゲハゲハ笑うようなゲーム雑誌のノリ、
一昔前のクソゲーハンターブームの頃の雰囲気といったら分かるだろうか、
ああいった内容で、色々な寄稿や企画物も充実。
普通に(やや高めでマニアな)ゲーム雑誌として、読んでて楽しい出来だ。

内容的には、この号は
”お仕事ゲーム”特集のようで、
そう聞いて浮かぶだろう経営SLGのタイトルは当たり前として、
あとはsteamに数多あるだろう○○ simulator系(Goat simulatorとか、Surgeon simulatorとかが有名でしょうか)
などもじっくりプレイして選出されたようで、その手間に呆れつつも、楽しめる。
主役級のキャラがFPSで好き放題やったであろう後の”(血まみれの)死体現場を掃除する”、
[Visera Cleanup Deatail]なんて、逆手に取った発想で、読んでて好奇心をくすぐられたり。

なにげに読んでると「経営SLGの元祖は?」みたいな事も分かって、マニアな知識も積める本だ
(「M.U.L.E」というゲームらしい)

あと海外では経営SLGの事をTycoonと呼ぶなんて、初めて知りました……
(エローン大君さんはこの辺りを考慮してたのでしょうか……?)

もちろんネタ枠も満載で、レトロゲーのインパクト強いゲムオバ画面を(さも名画のように)画廊ぽく飾ってみたり、
郵便局員の仕事ゲーとして「ポスタル」を挙げてみたり。
ゲハゲハ笑える、今では無い感じの? お馬鹿でニッチなゲーム雑誌を目指してる事が伝わりました。

ゲームプログラマーのおしごと

ゲームプログラマのおしごと(TUNA×)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス

3Dモデルを使った白黒漫画。
22ページで700円だか800円だったかな、ちょっと割高に感じたが
「アフィ感想も厳しい昨今、今後、動画やらを作る際に参考になるかも知れぬ……」
と購入(でも改めて同人誌の基準で考えたら、そこそこ普通の価格&ボリュームか……)

このサークルさんは色々な『お仕事シリーズ』を漫画で出しておられるようで、
これはゲームプログラマにインタビューした形式の様子。
ただ自分は技術本を求めて来てる訳で、
その視点からすると内容は当たり障り無く、まぁ外側をなぞってる感じかなと……
作者氏は3Dモデラーなので、そちらのお仕事シリーズはより深そう?

で、3Dモデルを使ったコンテンツ作りの参考になるかどうかですが、
まぁ分からん(だよね…)
でも思えば漫画に3Dモデルを用いると、あんまイケてない感じになりがちではあるので、
そこをある程度クリアしてるだけでも、実はノウハウが詰まってるのかも知れない。
(結局、やらないと分からない、感じ取れないのだその辺りは)

・フレンズかんそくたい 第二回(TWITTERの得意なフレンズさん達の行動をグラフで探る)

richlab.org

2017年末発行、あの当時の、すっごーい! たのしー! な無邪気な空気感がそのまま封入されているようなカラーの同人誌。
各ページの右上にはちっちゃいサーバルちゃんやボスの顔アイコンで原作ぽい一言を言ってたり、とても良い雰囲気。

内容的にはツィッターけもフレ関係のワードを監視しつつ、
各週に分け、その盛り上がりと時事を追っていく。
懐かしいクレープ君の話であったり、
あるいは老人ホームで「ようこそジャパリパーク」が歌われて、ちょww みたいな感じに盛り上がるツイートが引用されてたり、
当時知れなかったことも改めて発見、(今からすると)懐かしい気持ちになれるかも知れない。
(海外の反応ハードユーザーな111としては、海外ニキの盛り上がりを知れたのがいっとう面白く感じたが、
もっとここのボリュームがあると嬉しかったかな)

技術的には、ツィッターにおけるバルス祭りを例に挙げつつ、
「NTTが威信を掛けて追っているだろう定量観測を、こっちは個人の、1台のPCでやる」
開発ツールと、その導入が紹介されているのが熱い所でしょうか。
単に引用だけでなく、ツイート数のグラフで盛り上がりを表記したり、
GPS情報からだと思いますが、全国でけもフレ関係のことを呟かれた箇所のヒートマップを作ったり(つまり”ジャパリパークはここにあったんだ”となる訳です)
……と、多方面で活用されてる様子。

購入の際に「それは二冊目ですよ(”第一回”はこっちですよ)」と告げられたのだが、
表紙からしてあの頃・あの時代の、かわいい雰囲気を閉じ込めた、
サーバルちゃんの表紙なこれを買うに決まっているのだ(他は地味な表紙)
何を言っておるのだ。と、この第二回のみを購入したのだが、
内容を読み、そう言われた理由が分かったかも知れない。

つまり時期的にこの第二回は、あのフィーバーから少し後、
アニメ再放送の時期から始まり、という事はたつき監督の降板など、
定点観測のグラフ的には「局地的に盛り上がりつつも、少しずつ力を失っていく」所が可視化されてしまっているのだ……。

そりゃあ、恐らくアニメのリアルタイムな反応であろう第一回のほうが、
観測的には、すっごーい! たのしー! ジャパリコインだ!!(狂喜)な、
ダイナミズム感に満ち満ちているだろうな、と合点が行った。
第三回もあるようだったが、正直、ここからけもフレ2に向かっていくだろう流れを克明に記録したものは、
自分にはちょっと正視できない……

そして取り扱いページを調べる為に検索してたら、こんなツイートも見掛けるのであった↓

細にぃ…

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*このテキストはエミリアブロマガに寄稿した文章を転載しました。